砂漠の花。

こんにちは。こんばんは。

ほっとに2ヶ月近く行ってもいないのに一丁前にブログ書いてる福島と言うものです。


久しぶりに文章書きたい気持ちになったので書きたいと思います。


しばらくほっとに通えていないのですが、

その理由として、足をけがしたことがあります。

8月の頭頃の雨の日に転倒して痛めて立っているのも辛いためほっとを休んでいます。


元々歩くこと嫌いではないので辛かったんですが、

この度自分がやってるゲーム(GPS機能使って外歩いて楽しむ系のスマホアプリ)がイベントで盛り上がっており、

我慢しきれず外を歩きました。


音楽聞きながら歩くのが好きで、

久しぶりに満喫しました。

外は暑さもすっかり和らいで

キンモクセイの香りがところどころで香ってます。

足は痛みこそあるけど歩く分には支障がないところまではいったのかなと思います。


こんな話の流れでいきなり突拍子もない話をするのですが、

「歌詞の考察」

させてください。笑


自分はスピッツの歌詞が好きで、

穴が空くまで歌詞を見つめ、

全ての楽曲を愛でてきました。


その中でも特に好きな曲はいくつかあり、

そういった曲は1000回以上は聞いて、

歌詞の意味を考えたりしてきました。


昨日そんな音楽を聞きながら、

「あぁ、歌詞について思ったことを書きたい」

とただ漠然と思ったので、させてください。

(どんな理由だよ!笑)


自分はスピッツの「砂漠の花

と言う曲が好きなのですが、

砂漠の花、と言う曲は、

シングルでもなければ代表曲でもないし、

アルバムにちょこんと1曲入ってるだけの、

3分ちょいの短い曲なのですか、

とても色んな意味の込められた曲だなと思っていて好きなのです。


まず、砂漠の花、と聞いて、

「砂漠に花なんて咲くのか」とか

思うんですが、

この曲の中では、

「砂漠の花の思い出」

としてしか語られません。


砂漠の花の思い出は今も

僕の背中をなでる

生きていく力をくれたよ


砂漠の花の思い出を抱いて

ひとり歩いていける

また巡り会うときまで


「砂漠の花」が登場するフレーズは

この2つのみなのですが、

どちらも思い出でしかありません。


生きていく力をくれた、

ひとり歩いていける、

など、


「砂漠の花の思い出」が、

並々ならぬ思い出にわたしには聞こえてきます。


もう少しだけ、歌詞を引用すると、


君と出会えなかったら

モノクロの世界の中

迷いもがいてたんだろう

「当たり前」にとらわれて


と、言う歌詞が出てきます。

ここで出てくる「君」は、

「砂漠の花の思い出をくれた」

人物であることが前後の歌詞などで分かってくるのですが、


さきほど挙げた歌詞をもう一度振り返ると、

砂漠の花の思い出は今も

僕の背中をなでる

生きていく力をくれたよ


と、あります。

砂漠の花の思い出は、

背中を押すほどの力はなく、なでる程度の力しかないのだけれど、

弱い力でも、確実に生きていく力をくれていることが分かります。 


もう少し歌詞を振り返ると、

ひとり歩いていける 


と言うフレーズもありましたが、

その前に出てくる歌詞で、


君と出会えなかったら

とあるのです。


これはつまり、「君」と今は一緒にいないと言うことになります。


男女間の別れなのか、

死別なのか、

どんな事情かは分かりません。

しかし

生きていく力をくれたほどの「君」は、

もう自分のそばには居ないと言うことになります。

それでも、「君との思い出」で、

生きていく力になる、

と言っているのです。


タイトルに戻りますが、

砂漠の花

とはなんなんでしょう?

このような歌詞が並ぶ歌に対し、

「砂漠のオアシス」ではなく、

「砂漠の花」と言う抽象的なものにした理由。


砂漠に咲くような花は、

きっとたくましいでしょうし、

もしかしたらバラのようにトゲがあるかもしれません。

日照りの中で雨水も少ない環境でも、

ひとつの場所でただ悠然と咲く姿が浮かびます。

毒もあるかもしれません。


「砂漠の花」は、

決していいことばかりではないけれど、

悪いことがあっても強く生き抜き、

たくましく美しく育つ、

そんな人物の生き様や半生をあらわしているのかもしれません。


この歌の歌詞には


ずっと遠くまで道が続いてる

終わりと思ってた壁も

新しい扉だった


と言う歌詞があります。

「終わり」と思うほどの最後に立ちはだかる壁も、

扉に変わる、

とこの歌は歌っています。


人との出会いや別れには

終わりと始まりがあるのですが、


生きることにも触れていて、

歌詞の最後に

また巡り会うときまで

と締めくくるこの歌は、

人生のわびさびを詰めた歌に自分には聞こえるのです。


「砂漠の花」と言う抽象的な言葉、歌ひとつに、

出会いや別れ、

人生の巡る色々なこと、

が込められている


歌詞は抽象的なのであくまで解釈のひとつに過ぎないのですが、

こういった様々なことを感じさせてくれる歌詞、

もう少し言うとスピッツの歌は自分は好きなのです。


いいことがあったから、頑張れる、

これもいいのですが、


いいことも悪いこともあったけど、頑張れる、

そんな心の素晴らしさを感じさせてくれる

そんなこの歌が好きなのです。



最近家にこもりっぱなしで、

音楽を聞く機会なんて滅法ないのだけど、

何回聞いても色んなことを感じさせてくれる

そんな音楽や芸術?

は素晴らしいと思います。


なんの需要もない歌詞の考察と言う

駄文になってしまいましたが、

誰かの少しの暇つぶしにでもなれば幸いです。

お読みいただきありがとうございました。